大河ドラマ『豊臣兄弟!』で注目!津の街のヒーロー、藤堂高虎ってどんな人?
2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』。豊臣秀吉の弟・秀長を支える重要な家臣として登場するのが、我らが津藩の初代藩主、藤堂高虎(とうどう たかとら)公です。
「名前は聞いたことあるけど、実はよく知らない…」という方も多いのでは? 実は高虎公、ボロボロの苦労人時代から、自らの腕一本で32万石の大名にまで上り詰めた、戦国時代きっての「超努力家」なんです!今回は、彼の魅力を象徴する素敵なエピソードをご紹介します。
家紋は「お餅」!?空腹を救った恩を忘れない、人情の物語
高虎公を語る上で欠かせないのが、通称「まるもち三つの逸話」です。
若い頃、主君を変えながら放浪していた高虎公は、ある時お腹を空かせすぎて、三河(愛知県)の餅屋で無銭飲食をしてしまいます。ところが、店の主人は彼を叱るどころか、「あんたは立派な武士になる顔をしている。出世したら払いなさい」と、さらに餅を土産として持たせて励ましたのです。
後に大名となった高虎公は、この恩を一生忘れず、藤堂家の旗印「白もち三つ」としました。この「三つの丸餅」のデザインは、高虎公の義理堅さと優しさの証なんです。
江戸城も手がけた「築城のプロ」がこだわった、津のまち
高虎公のもう一つの顔は、日本屈指の「築城(お城づくり)の名手」。 江戸城や大坂城といった巨大なお城の設計にも関わったプロ中のプロです。そんな彼が、自分の本拠地としてこだわり抜いて完成させたのが「津城」でした。
安濃川と岩田川という2つの川を天然の堀として活用した、まさに「水の都」を守る鉄壁のディフェンス。私たちが今歩いている大門・丸之内の街並みは、400年以上前に高虎公が描いた「理想の街」の設計図がベースになっているんですよ。


街の形に「高虎さんの優しさ」が隠れている?
高虎公が凄かったのは、お城を強くしたことだけではありません。実は、私たちが今歩いている「津の街の形」そのものに、高虎公の「商人と旅人への思いやり」が隠されているんです。
当時、伊勢神宮へお参りに行く人々で賑わっていた「伊勢街道」。高虎公は、あえてこの主要道路を津城のすぐ近く(今の丸之内や大門エリア)を通るようにルートを変更しました。これには大きな理由が2つあります。 1つは、たくさんの旅人が通ることで街にお金が落ち、地元の商人たちが潤うようにしたこと。
そしてもう1つは、立派なお城や整った街並みを旅人に見せることで、「津はこんなに平和で良い街だよ」と安心してもらうためでした。
今も大門や丸之内に残る、どこか懐かしく歩きやすい道筋。それは400年以上前に、高虎公が「この街で商売をする人」や「遠くから来る旅人」が楽しく過ごせるようにとデザインした、優しさの跡なのです。

知れば、いつもの街歩きがもっと楽しくなる!!
2月4日(水)津センターパレス1階にオープンする「城下町テラス ー津まん中歴史資料館ー」では、今回のブログに登場したエピソードを体感できる展示がいっぱいです!
大河ドラマで高虎公が活躍する姿を見る前に、ぜひその「足跡」を確かめに来てください。 本や画面の中だけでは分からない、驚きの発見が待っています。
・1/100の津城下模型: 高虎公が仕掛けた「守りの秘密」が一目で分かります。
・藤堂高虎の甲冑: 高虎公の力強さを感じる、迫力の展示を間近で。
・その他にも「高虎公年表」や「津のまち年表」など歴史の情報が満載!
入館は無料です。飲食OKのテラス席も完備で、勉強やお散歩、お買い物ついでに、ふらっと立ち寄れる「街の縁側」として、ぜひ遊びに来てください。
場所/津センターパレス 1階 開館時間:9:00〜19:00 定休日:日曜日
次回は、「津藩32万石ってどれくらい凄いの?〜石高とお米の不思議な関係〜」をお届けします。
お楽しみに!
