2026.01.15

「奥山銘木店」店主、奥山健太郎さん

「こないだ健太郎さんが言ってくれたことで、僕いいこと思いついたんですよ」

ーーえ、なに?

「健太郎さんが記事書くのイヤ、そんなん絶対むり、読んだ本の内容も忘れるし、俺なんにも考えてないし、って言ってて」

「エリプラの”街の記憶ブログ”の記事を、大門丸之内界隈のいろんな人に月替わりで書いてもらえたらって最初考えてましたけど、

確かに、それでは負担が大きい、そして書ける人も少ないかもしれない」

ーーうん。

「だから、こうやってしゃべる内容を、そのまま使わせてもらったらどうかなって。」

ーーお、いいやん。それならお互い楽やん、ウィンウィンやん。

「WinWinって、ただ巻き込まれてるだけですけどね」

「営業時間前にすみませんね」

ーーいいけどさ。

「こないだ買った、中村文則の王国、半分くらい読みました。めっちゃいいです。あと星新一もかなりいいですね。僕、子どもにはヤバイって言葉は使うなと言ってますけど、星新一、この歳で読むとやっぱりヤバイって思いましたよ」

ーー森鴎外の血を引く星さんやでな。

「それ、僕が教えたんですよ。西加奈子はまだ読めてないです」

「ところで、健太郎さんって、身を削ることってあります?」

「いや、僕はつくづく、写真撮影という仕事をしていて、どんな撮影でもめちゃくちゃ神経使って、気を遣って、命削ってるな〜って思ってて。人と熱量高く接するって、相当エネルギー使うじゃないですか。それはそれで刺激的で楽しくて、奮い立つっていうのもあるんですけど、そうじゃない世界を味わいたいっていうのもあるんです。」

ーーいや、だから俺は、生まれながらにしてそっちじゃないと思って、だからこういう仕事を選んだんやんか。でも親父の銘木の仕事継ぐまでは関連の企業に勤めたよ。5年。営業マンで、いろんな経験もした。ああ、 でも、ルート営業やったからな・・。そんなに身削ることはなかったな。やっぱり。削ってないわ。

「自分を無理させず、自分のペースでやってる健太郎さんに憧れてますよ、僕は。そうなれるよう、今年は努力していきます。」

「また来ますね。ちなみにこの会話はちょっと盛ったりして、フィクションという設定でエリプラの記事に書くことにします。」

ーーええやん。俺空手家ってことにしといて。

「一位?」

ーー全国一位。

ーーあ、文庫本の棚入れはちょっと身削っとるかな。

「その話はまた。撮影いってきます」

大門・丸之内クロニクルズ
 ー街の記憶シリーズー 街をゆく人、街で生きる人とのありのままのささいな会話劇場。

津市大門・丸之内エリアプラットフォーム「公式インスタグラム」
https://www.instagram.com/daimaru__areaplatform/

投稿者