「自転車修理店405」店主、常安竜夫さん
寒い日が続き、津市でも雪が散らつく1月の中盤を過ぎた頃。
自転車には乗らなくても、ごくたまに自転車修理屋のツネさんのお店へ突撃し、
なんでもないことを話している。
前回来たのはおそらく半年前、暑い暑い時期だった。

「すみません、ここって、あったまってっていい場所でしたっけ?」
ーーーああ、そうですそうです、どうぞ。
(ささいなボケに軽く笑いながら、いつもツネさんは温かく迎えてくれる)
(エリプラ、街の記憶ブログ、会話をそのまま記事にする旨を伝える)
「今なにかこう、抱えている仕事はあるんですか」
ーーー今はないない。
「ないのはまずいじゃないですか。波があるんですか?」
ーーー今はまだ真冬だからねえ。
「ああ、そっか。寒いと自転車乗れないですもんね。春秋の”いい季節”が忙しいって、僕も同じです。じゃあこの時期は何してるんですか?」
ーーー減った商品を仕入れたりとか。メーカーさんとずっとメールのやり取りしてるね。
「ずっとここで仕事してますもんね、いつも。これ、人に見られるような向きでパソコンかたかたしてるのは、あえてなんですか?
ーーーそう、どんな人が店をやってるか見てもらったほうがいいと思って。

ーーー乗る人は真冬でも真夏でも乗るんだけど。危ないんだよね。真夏だと日射病とか倒れたりすると危険っていうのがあるし、冬は逆に寒すぎて体動かなくなる。そう考えたら、短距離だったら可能かなっていうのがあるんだけど。まあイベントっていうか、、正直店でチーム作ればいい。結局、なんだろう、チームをやるとなると、うーん、難しいね。20代とか30代の頃ならよかったけど、今は走ったりするのに体力がなくなってきて・・。
ーーー走りすぎるとね、すぐ体痛くなって。それが一番の問題っていうのもあるんだけど。
「カラダ作るとこからやらないとっていう。」

「安濃ダムは行きました?あそこ、撮影でたまに行きますけど、必ずと言っていいほどロードの人がいますね」
ーーーあそこは坂道がすごいね。上まで行くのはなかなか。いずれ、なんかそういうのはやりたいなっていうのもあるんだけど。ちょっと腰痛めちゃって。
「あ、それ、温めてるんですか暖房で、今気づいた。」



「愛車のクロモリはどうやって手に入れたんですか?」
ーーー名古屋で店をやってる時に、ちょこちょこ来てくれてたおじいちゃんがくれたんです。倉庫に1台眠ってて、ちゃんと理解して乗ってくれる、大事にしてくれる人がいたら譲るって言って持ってきてくれて。なんで40年以上のシロモノ。
「そういうの、直して乗れるからいいですねー」
「大門に来て2年、お気に入りの場所とか店とかできましたか?」
うどんが好きだから、幸助とか、、観音寺もけっこう好きで、朝お店始まる前に行ったりするよ。何をするでもなく、お辞儀したり。ぼーっとしたり。寺社仏閣はいいよね。なんか落ち着くっていうか。
あとは・・、修理代が安かった場合に、お客さんが気を遣ってはちみつ饅頭とか平治煎餅とか、買ってきてくれる。そんなのいいのに、笑
「そういうコミュニケーション、いいですね。個人商店ならでは。」
「この陶器はなんですか?」


ーーー名古屋の陶芸の先生のところに月イチで通ってて、自分で作った。今タコ作ってるよ。タコ作ってます。なんとなく、思いついて。
「めっちゃいいですね。タコがリアルです。最近、スタジオで使う陶器の花瓶に興味がわいてきてたんですけど、自分で作るって発想はなかったですね。もっと大きなの作ってもらったら、買います。」
ーーー窯が小さいからあんまり大きいの作れないんだ。高さ20cmぐらいかなあ。
「この部屋には男のロマンが詰まってますね。次はまた、2階の畳の部屋を撮らせてください。」
「ゴジラにふれるのもそのときで。ありがとうございました。」






大門・丸之内クロニクルズ
ー街の記憶シリーズー
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